ドイツの豚骨ラーメン 博多並み!?
おはこんばんにちは。ヨシュアです。
私過去にも書いたようにドイツにいるんですが、来たのがコロナの直前とかで、こっち来てから初日以来全く外食をしませんでした。
boardgame-music.hatenablog.com
ドイツ政府は、正確に言うとドイツは州/連邦の権限が強いので州政府にはなりますが、しばらく外出規制、接触規制やマスク着用義務化などを施してきました。
外出規制の中で私に影響のある外出許可が
- 生活必需品の買い物
- 2人以下での運動
- 仕事
ぐらいでした。私は仕事はほぼ完全リモートですので、週1の運動以外では近所のスーパーにしか行ってませんでした。
1回だけ片道1時間以上かけて会社に向かいましたが、やはりリスクを考えるとなるべくまたは行きたくないなと思い、会社でやらなきゃいけないことを本気でやって1日で抑えられました。あのときほど本気出したのはドイツ来てから一番でしたね。
そんな中、先々週から外出規制のみ段階的に取り払われて、街に活気が戻ってきました。
そこで前々から調べていたあの日本食
”ラーメン”
を食べに行きました。
いや~酢以外のさしすせそは揃えてますが、これはホテルでは作れない。めっちゃわくわくして行きました。インスタントラーメンはありますが、違う食べ物ですしね。
まずは街中
(ブログのことなんか頭になかったので写真くそすぎ)
目的のラーメン屋はミュンヘンの代表的な観光地であり、繁華街であるこれらの広場の中にあります。
本来platzというのはドイツ語で広場という意味なのですが、原語への尊重とわかりやすさのためサハラ砂漠的、チゲ鍋的表記をしています。
Karlsplatzでの写真における左の建物の右端1階は1825年から続くミュンヘン最大のおもちゃ屋「Obletter」で、ボードゲームが盛んなドイツらしく、ボードゲームも大量に置いてありました。
ドミニオンの拡張は6種類ぐらい置いてありますし、一般的に重ゲーと呼ばれるものも置いてます。日本では限定発売されている宇宙カタンなんかも普通に置いてありました。
ドイツのおもちゃメーカーである、RavensburgerとHABAは特に品揃えも凄まじかったです。Ravensburgerはジグソーパズルも人気みたいで、腕に抱えてレジに持っていく人や袋からはみ出てる様を複数回見ました。
ボードゲームの話は置いといて、この繁華街は個人的にきれいなまちづくりがされていて、Marienplatszを中心に半径1kmの中に大抵の店があります。
写真のKarlsplatzはこの円の西端に位置しており、目的のラーメン屋である「庄や」は南東にあります。
国外では日本に実際にある店名をそのまま使ってたりするのをよく見ます。まあ逆もしかりですけどね。
ミュンヘン中央駅からとことこ歩いて庄やに向かいます。(約20分ほど。もっと近い駅は他にあります)
いろんな店を横目に見ながらやっと到着しました。
なんか店内が暗いなと思いながら、中に入ると・・・
「タカウェイ.」
ん?ドイツ語かな?
ドイツ語わからねえんだよなあ
と思っていると、
「Only Take Away.」
はぁぁー~ーー~
マジスカ
あとから調べたところ、この日はミュンヘンの属するバイエルン州全体でまだ店内での営業が許可されておらず、持ち帰りのみだったようです。
気を落として、通り道にあった中国風ラーメン屋に向かいました。
ここは店の前のスペースにパラソルと折り畳みテーブル&椅子を置き、営業してました。
ノー密閉ならいいんですね。
そこで食べたのがこちら
中国風の焼き餃子とラーメンです。
焼き餃子は4種類の味がありますが、ほとんど味に違いはないです。普通にうまし。
そして、ラーメンはなんと、組み合わせ式で、
・具材
・スープ
・麺
を選んで注文する形式です。
私は「焼鳥」、「紅焼」、「玉子麺」でオーダー。
特に麺とか期待してたものとは違いましたが、結構おいしかったです。ホテルで作る味覇と醤油で作ったスープとアルデンテに茹でた太麺スパゲティの疑似ラーメンとは大違いです。
特に上に乗ってる鶏肉うますぎた。
さてここでタイトル、博多ラーメンとか何いってんの?全然違うやんけ、釣り記事○ねと思った方、嘘つかないので勘弁してください。
い・き・な・りデスガー
ドーンだよお!
はい。
中華風ラーメンを食べた次の週に店内営業も解禁される情報を入手し、早速次の週に食べました「庄や」
ラーメンは完全に日本式でした。
豚骨醤油を食べたのですが、少し臭みを感じはしましたけど。というのもスーパーで買える醤油はキッコーマンなのですが、日本とはちょっと風味が違う感じがしてたんですよ。
それで、向かいに同席した同僚が頼んだ豚骨ラーメンを食べたら臭みもなく、日本で言うと「博多風龍」のようなチープ&スタンダードなラーメンでした。
麺は多分日本から輸入してるのかと思うぐらいの伝統的な細麺。
味玉、チャーシューも日本のものと遜色ない出来だと思います。
不満があるとすれば、全体的に塩辛い。ビールが一瞬で消え去りました。
麺も十分しょっぱくて、まさかパスタのように塩入れて茹でてるのかなと思ってしまいました。
そして好みかもしれませんが、チャーシューが分厚い。
このラーメンでしたら、もう半分薄くてもいいかなと思うぐらいの厚さでした。これは店の方針か店員のスキルかはわかりませんが。
そしてサイドメニューの唐揚げ
これは期待していなかったが、意外や意外、おいしい。
日本でも唐揚げって衣が分厚くカリカリを楽しむタイプだったり、衣が薄く鶏のジューシーさを楽しむタイプとありますが、これはどちらとも違うタイプ。
感覚としては白身魚の唐揚げを食べた時の食感に近いです。
今までドイツではスーパーで骨付き以外の鶏もも肉を見てこなかったんですけど、その経験と食感から、多分これも鶏むね肉で作られてるとは思います。
そして、衣が薄いとなると、日本ではもも肉を使うところが、胸肉を使うことによってさっぱりしてしまった。
だからといってまずいわけではなく、むしろうまいという初めての感覚を受けました。
サイドメニューの餃子ですが、これもそのまま日本の焼き餃子ですね。
悪く言えば冷凍食品にありそうな餃子ですが、しばらく食べないとなんでも美味しくなります。中華店ではよくわからない具材が入ってましたが、こちらは具材も普通でした。
とは言っても中国でも焼餃子食ってたので、ある種の懐かしさはあったんですけどね。
総合的に言えば大満足
待望のラーメンが食べられたし、飲食店の店内営業が再開したという安心感もあるので、少なくとも週一ぐらいで外食していこうと思います。
ー余談ー
今までドイツで過ごしてきた感じ、だいたいの人が英語をそこそこ喋れると感じてましたが、この2店舗のアジア系店員は英語ほとんど出来ませんでした。日本でのコンビニ店員ぐらい
庄やの店員も残念ながら日本語はできなさそうでした。
ドイツは移民が多いのもあって、ドイツ育ちではなくドイツの教育を受けてない人も多いのかなと思いました。
ドイツ語はやはり同じくラテン語を基にした英語と似通ってて、単語も似てるし、文法も単語をそのまま置き換えれば通じるようなレベルのルールも多いです。
なので、ドイツ語で育ち、学校教育で英語を学んだ人だったら結構英語うまいはずです。会社の人も英語ペラペラですし。
こういうところでドイツの社会構造が少し見えたような気がします。
まあドイツで英語喋られなくても問題ないどころか、先にドイツ語喋られるようにならないといけないですからね。