球詠 全話視聴感想&分析! コードギアスを彷彿させる戦略型スポーツアニメ
おはこんばんにちは。ヨシュアです。
最近野ブタ。をプロデュースの再放送を一日2,3話ぐらいTVerで見てて自由時間ほとんど奪われてます。期限ギリギリまで溜めてたのが仇に。
今見てもめちゃくちゃ面白いのは思い出補正だけではないと思いたい。
キャラクターの心情変化とその描写がきれいに流れてていい。
さて、本題ですが、今期アニメ個人的激推しの
球詠
がついに最終話を迎えてしまいました泣
球詠は野球アニメなのですが、普段全く野球を見ない私でもその戦略性の奥深さに感銘を受けました。
私の知ってる野球アニメは努力や挫折や葛藤をテーマにした、いわゆる青春アニメ(スポ根アニメ)が多かったのですが、これは必ずしも万能ではない登場人物をうまく利用して練習や試合をするといった知能的なシーンが多いです。
そして主人公の影が薄くなるぐらいに各登場人物の心理描写、成長やキャラの濃さがあります。
きららアニメなのもあって、比較的百合百合しかったり、キャラデザに癖があったりしますが、群像劇のごとく濃いキャラの多い本作はきららアニメにありがちな余計な展開がうまく消えてるとも言え、しっかりとしたストーリーが作られてます。
(もちろんきららアニメ大好きですよ!!2015年夏期以降は三者三様、うらら迷路帖、恋する小惑星以外は全話見てます!)
でも作画崩壊で少しネタにされるのは残念。
おおまかな感想はこのあたりにして、知らない人にも見てほしいのでこのアニメの紹介をします。
もちろん、アニメの内容に触れてるので、ネタバレ含みます。
まず!
このアニメの簡単な説明をすると...
(あらすじのつもりだけどほぼ1話)
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中学時代野球部に所属していた主人公詠深(よみ)。しかし、詠深ほど深く野球に熱中していた部員はおらず、部内で浮いていた。
物語は詠深が高校に進学したところから始まる。
野球への愛も冷めてきて、野球する気では選んでない高校の登校初日、詠深は放課後に小学生の頃に一緒にキャッチボールをして遊んだ珠姫(たまき)と再会する。
詠深と同じクラスになった野球オタクの芳乃(よしの)とその双子の姉、息吹(いぶき)も一緒に流れでキャッチボールをすることになった二人。
幼い頃に二人で発明した魔球を完成させていた詠深は、その魔球のせいで捕手に疎まれた中学時代とは違い、きちんと受け止めてくれた珠姫に感動、そして野球の楽しさを再認識し、高校でも野球を続けることに決めた。
しかし、詠深達の入った高校は不祥事により、強豪だった野球部も崩壊寸前。キャッチボールだけでも楽しいという詠深の思いとは違い、幸運にも部員が集まってくるのであった。。。
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あらすじ以上!
部活メンバーを集めてくるラブライブ的展開はなく、ほんとに簡単に入部してくれるのも野球ストーリーがメインになってていいです。
そして私が球詠に感心した個性の強いキャラクター達を紹介します。
アニメではよく、特徴的な見た目だったり、話し方だったりを付与することで、人間的にキャラ付けをすることがよくあります。
4,5人ならともかく野球チームのような9人以上にもなればなおさら。
しかし、このアニメは人間的なキャラ付けはそこまで強くありません。
せいぜい博多弁のキャラぐらいでしょうか。
球詠では野球選手的なキャラ付けをしてる傾向にあると思ってます。
そこで、魅力的な球詠のキャラクター達をネタバレ大盛り主観大盛りで紹介します。
事実しか書いちゃいけないwikipediaにならないようにする。
詠深:ピッチャーメイン
本作の主人公。だけど俺はそう思ってない。
異常に曲がる球を投げ、チームメイトには讃えられ、信頼されるが、試合相手に見極められるようになり、ストレートを戦いの中で強化していった。
しかし攻撃面では弱く、個性の強い初心者の存在もあり、ぞんざいに扱われている。
持ち前の明るさとメンタルの強さと向上心の高さでチーム全体を引っ張っている。
体躯がすごくて、1話で珠姫と握手した時の手の大きさの違いまでしっかりと描写されてた。
珠姫:キャッチャー
詠深の幼馴染であり、現カップル。
魔球を捉えられる。以上。
芳乃:コーチ、監督
俺の思う本作の主人公。
持ち前の知識を活かして、個人に合った練習プランや試合相手の研究、そして、実際の采配まで行う。一応顧問が監督としているのだが...
コードギアスのルルーシュ並に個人の能力を活かして試合プランを運んだり、イレギュラーに対応できるが、あまりに押されるとルルーシュと同じくメンタルを病み、戦場から離れる。
息吹:たまに投手
芳乃の双子の妹。
本人はそこまで野球に興味ないが、芳乃の遊びに付き合ってるうちに、野球未経験ながらコピー能力を発現。
姉に巻き込まれるように野球部に入部したものの、持ち前のコピー能力で対戦相手校ピッチャーを偵察して、練習台になったり、試合では相手と同じアンダースローをコピーして混乱させたり、精神攻撃をしたりした。また、打者においても、一度みたプレイは記憶しているため、監督である芳乃の指示に完璧に応える。
しかもしかも、指示にはない盗塁を成功させたりして、野球センスや判断力の高さがずば抜けてる。まぐれで神プレイも。
息吹がいなけりゃ、彼女らの勝利や得点の説明のつかないものが多すぎる最高の選手。
今思えばなんで詠深の球をコピろうとしなかったのか。しようとした描写あったかもしれないけど。
理沙(りさ):たまに投手
廃部寸前だった野球部に残ってた2年生。
重い。もちろん球が。いや体重も。
怜(れい):わからん
理沙と同じ境遇の2年生。
攻撃強い。守備強い。強い。キャプテン。
希(のぞみ):わからん
博多弁の野球経験者1年生。
野球が好きで入部。普段のおとなしさとはうってかわって相手が強いやつほど興奮するサイヤ人タイプだが、優しい一面で病んでいた芳乃を救う。まるでカレン。
相手の超強豪校をよその県から選手集めてきやがってと愚痴をもらしたら、相手校のサポーターにお前も外部だろ煽り返されて涙目になる。
強力な打者ではあるが、プレッシャーのかかる局面では潰されて得点がとれない。
白菊(しらぎく):わからん
野球が好きだったが、親の教えで剣道をやっていた。どうしても野球がやりたい白菊に親が天下取ればやっていいよと言った親の言葉を鵜呑みにして中学時代に剣道で全国優勝し、高校から野球を始めた。やる方もやらせる方もイミワカラン。
成長度はよくある運動神経抜群初心者ぐらいだが、打撃がえげつなく飛ぶ。当たる率は高くないけど
アニメの設定上、剣道やってたから打撃強いとかあったけど、あるか?
瞬間の速度や中心を捉えることができるとかだけど、すごい。
菫(すみれ)、稜(りょう)
中学時代から一緒に野球やってる二人。菫は安定の4番で安定してて安定。
顧問:監督
元野球部でちゃんと指導してくれるし、練習付き合ってくれるアニメには珍しい顧問。
試合中メインの監督としては芳乃ですが、芳乃が退場した時とかにきちんと監督らしいことをした。
ふぅぅ。。。
疲れた。
キャラが濃いとか言ってたけど中学同級生の二人と2年生は影薄いですね。
それでも他は主人公ポテンシャルありますよ。
・白菊は他分野トップのバックグラウンドを持つ初心者からの成長アニメ
・希がどうしても野球をやりたくて部活を初めてみんなを率いていくアニメ
・息吹が特殊能力で活躍する能力系スポーツアニメ
とか全然できますしね。
やっぱり本作は芳乃という頭脳派非選手が主人公で活躍するという点で面白いですね。
芳乃の心の声が練習中や試合中などによく入るんですけど、実際の野球の試合ってそういうのわからないじゃないですか。
打順や守備位置を決めるのにも各人物の個性をきっちり捉えて采配を行う監督の頭の中が見れて興味が出ました。
投手や捕手の心の声も多かったですけどね。特に捕手の珠姫には解説係としてお世話になりました。
多分心が見れて面白いと感じるのは私がボードゲームを好きなことに関連してますね。人の考え方とかはやっぱり興味深いです。
あとは雑誌でのアーティストインタビューや洋楽国内版の歌詞カードなんかを面白く感じるのも近いですね。
前期激推しアニメの「ランウェイで笑って」に続き、覇権以外に好きなアニメができてよかったです。
今期の覇権はかぐや様かプリコネですかね。
はめふらもかなり人気を伸ばしました。
現在無料配信を行ってるサービスはあるかどうかわかりませんが、視聴できる人はぜひ見てもらえればと思います。