SENNHEISERのワイヤレスヘッドホンMomentumは本当に最強か?
おはこんばんにちは。ヨシュアです。
実はもうドイツから日本に帰ってきてますが、じめじめしすぎてますね。時差ボケと暑さと湿度でしんどいです。連休なければ死んでました。
さて、私ドイツにいる間にドイツメーカーであるSENNHEISERのワイヤレスヘッドホンMomentum Wirelessを購入しました。
ルフトハンザワールドショップというルフトハンザ航空運営のお店がありまして、そこのオンラインストアで20%引きで売ってたのでつい買ってしまいました。
空港にもあるんですが、帰国当日空港行ったらほとんどのお店が閉まってて、ルフトハンザショップももちろん閉まってました。まあ知ってたからオンラインで買ったんですけどね。
さて、この製品の売りだったりスペックだったりは他をあたってもらうとして、使ってみて感じたこと書いていきます。
注)オーディオに関しては初心者なので温かい目で見てもらえれば幸いです。
音質
最初パッと聞いた感じそんなにいいと思わないどころかむしろ価格考えたら悪いのではと思ってしまいました。
ちなみに通ってきたヘッドホンは
eイヤホンオリジナルブランド”サウンドウォーリアー”の1万円ぐらいのSW-HP10
→SONYのMDR7506
どれも1万前後以下なので4倍のジャンプアップですが、MDR7506の方が聴いてて気持ちよかったです。
しかし、聴いていくと、Momentumの本領というかこれが高いヘッドホンかと感激するところがいくつかわかってきました。
まずは音場感
音場感ってこういうことなんだなと初めて理解したような気がします。それぞれの楽器が鳴ってるところが違って、立体的に聴こえるので、すごい興奮します。
次に分解能
本当に音の分解能を語るならモニターヘッドホンである7506の方が分かれているように感じますが、Momentumは楽器の分離もあって、完全に上から下まで均等に分かれて聴こえるわけではなく、ある程度塊を持って分かれてて、その中でやや分かれてるという感じですね。(伝わらね~)
これはこれで聞き疲れしないと思います。
なので、自分が愛聴するヘヴィなメタルソングは塊が塊すぎてちょっとごちゃつきますね。JPOPのような各帯域被りすぎてない音楽を聴くと、すんなり心地よく聞こえます。
機能
Auto on/off
この機器は折りたたむと電源がオフになり、開くと電源がオンになる機能がついてます。これが便利。スピーカーとかヘッドホンとかボタン長押しでつくものが多い中、付けたら聞ける状態なのはよき。判定基準は左イヤーパッドのみです。なので、先に右を閉じたほうが、聞き始める時に早めに聞き始められます。ただ、少し閉じ具合が緩むと起動してしまうので一長一短か。
True Wirelessのイヤホンも持ってて、あれが大抵ケースから出したら起動するのはわかってるんですが、ヘッドホンの場合は気軽に畳んで置いておけるので楽さがダンチです。
Smart Pause
Momentumを頭から外すと、再生するメディアが一時停止されます。また、この機能で一時停止した場合は再度頭につければ再生が始まります。
これも恐ろしく便利。もちろんヘッドホン横に操作ボタンがあって、一時停止できますが、ちょっとサワサワして探す必要がありますからね。
しかもこれBluetooth的にはボタン入力と同じ信号で止まってるので、スマホの音楽プレイヤーはもちろんPCのYoutubeとかでもちゃんと止まります。
自分はPCでニコニコのアニメやTVerなんかを見るので、非常に便利です。
Noise Cancellation
ノイキャンの使用歴は大昔にウォークマンとその純正イヤホンで体感したきりですが、特に違和感はないです。無音時でもサーという音はほとんど聞こえないです。キャンセル量はまあ充分。ドイツから日本へのフライトでの機内で大活躍しました。飛行機のノイズ量すごい。
下記Smart Controlアプリにて強度は3段階で調整可能
- 最大:バックグラウンドノイズを最大限に抑える。
- 風切音の防止:ノイズを軽減して風切音や固体伝播音なしにする。
- 側圧防止:耳に側圧を与えることなく心地よい状態でノイズを減らします。
Transparent Mode
右イヤーパッドのスイッチを操作することで、外部音を取り込むトランスペアレントモードに移行できます。店員との会話で使うのかなと思ってますが、音楽の設定音量がでかいのか、モード移行してもそこまで話し声聞こえないです。多分普通に頭から外します。
Smart Controlにて、トランスペアレントモードの際に音楽再生を止めるか選択可能
対応コーデック
カタログからもわかりますが、この製品aptX HD未対応です。簡単に言うとハイレゾ相当の音源をそのまま伝送することはできず、劣化してしまうということですね。
アプリのイコライザーが3バンドなのも含めて、いわゆるオーオタを相手にしているわけではなく、「高音質を手軽に」というコンセプトかもしれません。
HDには対応してませんが、aptX LLには対応してます。
以前の記事でaptX LLの低遅延性は楽器演奏に使えるのか考察しましたが、aptX LL対応トランスミッターを入手したら、実機で実験してみようと思います。
boardgame-music.hatenablog.com
アプリ
Smart Control
Smart ControlというSENNHEISER謹製アプリがあります。
上記で説明した機能達の調整ができます。なお、ペアリングしないとアプリ起動しないので、買う前に見てみるとかできないのが残念ですね。
このアプリでイコライジングできるんですが、なんとこれが3バンドしかない
あるだけマシかもしれませんが、積極的に使う用途には向きませんね
外観
本革使用
この製品のイヤーパッドやヘッドバンド部に使われてる革はなんと本革。
いやーこれはかっこいい・・・。けれども合成皮革に比べて手入れが大変そう。水にも弱いですから夏場の汗とか気になりますね。ただ、合成皮革に比べて通気性はいいですからその点は快適なのかもとは思います。
装着感
さて、その本革で出来たイヤーパッドですが、装着感は快適そのもの。
ドイツから日本への約11時間のフライトのほとんどの時間付けてましたが、痛くなることもありませんでした。初めの5時間ぐらいは眼鏡を付けててもです。
今までのイヤホンヘッドホンでこんなに長時間快適だったことはないですね。MDR7506も本体の軽さもあって楽でしたが、側圧が強いと感じることがたまにありました。
この点がMomentumの特長で一番すばらしいですね。
構造
製品自体は特別堅牢なようには見えません。折り畳み部分の緩みやスライダーの摩耗が気になります。
それと両パッドを接続するケーブルがパッドの直前で一捻りあるんですが、おそらくスライダーの位置を調整してもたわむ方向が固定される設計になってるので耐久性上がってると思います。
付属品
説明書
説明書は何重にも折りたたまれたペラ紙ですが、複数言語を1ページに収めてるので可読性が非常に悪い。内容少ないのに目を上下していかないと読めません。まあ複雑な機器でもないので、確認するのはボタンの長押しぐらいですが。
ケーブル
有線で接続するためのケーブルが付属しています。長さはプラグ部除き140cm。ヘッドホン側は差し込んでひねるとロックされ抜けないようになってます。ヘッドホン側の端子は普通のプラグじゃなく特殊な構成です。公式で買いなおせます。
有線接続の場合でも、ヘッドホン側のボリュームコントロールは独立して働きます。(これに気づかずインピーダンスたけえなと勘違いしてました)
収納ケース
ケースが付属していますが、結構でかいです。布のような生地ですが、ジッパー部分はコンシールジッパー(防水ジッパー)です。
購入を迷われてる方の参考になれば参考です。